食品×Tech=FoodTech(フードテック)の事例紹介

クッキーとお花

食べ物と科学の融合、それがフードテックです。人々はこれまでも様々な手段で高品質な食べ物を生産してきました。食の分野においてTechnologyの力は早い段階から活用されてきましたが、それが昨今では一層一般化していて新しい技術がどんどんと導入されています。その1つが3Dフードプリンターです。食材のペーストと3Dフードプリンターによってクッキーを作成する事例が存在し、海外のメーカーではそのためのマシンを発売しています。クッキーは比較的シンプルなお菓子ですが、今後Technologyの進歩が続くことで複雑なお菓子を3Dフードプリンターで作成できるようになる可能性もあります。

FoodTechによって完全栄養食品を生み出す事例もあります。完全栄養食品とは厚生労働省などの国家機関が、必要と定めている栄養素の全てを1つの食品に詰め込んだ商品です。それまでは同時に摂取することが難しいとされていた栄養についても、Technologyの力で1つの食品に詰め込むことが出来ています。忙しさなどから食事の栄養バランスを崩しがちな方も、この食品を摂取することで栄養バランスを整えることが出来ます。また、偏食気味の方でも食べられるように味の調整も行われています。FoodTechは食品の長期保存という観点にも大きな影響を与えており、これまでには考えられなかったほどの長期間の保存も可能にしているケースがあります。技術が進歩する前は添加物を使用することによって強引に長期保存できる状態にするという手法も多く行われていましたが、FoodTechによって添加物がなくても長期間の保存を可能にすることが出来つつあります。そういった技術は防災の観点からも注目されています。

フードテックは新しい調理方法も生み出しつつあります。Technologyの力を使って食材や調理のプロセスを分子レベルで解析することが出来ます。そのデータを活用して新しい味、今までになかった食感を見つけられることがあります。まだまだ未知の分野ではありますが、この技術が新しい料理を生み出す可能性も十分にあるため、注力している企業が少なくありません。また、外食産業では深夜時間帯の人員不足が問題視されることがあります。そういった問題を解決するために開発されているのが調理ロボットです。料理人が作るような本格的な料理を作ることが出来るロボットは生み出されていませんが、簡易な料理であれば人の手を借りずにロボットだけでも作ることが可能となっています。