農業×Tech=AgriTech(アグリテック)の事例紹介

お米の畑

農業を意味するAgricultureと科学を意味するTechnologyを組み合わせるのがアグリテックです。日本の農業においては高齢化が進んでいて厳しい状態にあるケースも多い一方で、ブランド化などによって高い需要を獲得しているケースもあります。そんな中でアグリテックは農業の長所を伸ばし、弱点を補うことが期待されています。

AgriTechの典型的な事例となっているのがドローンを使用するということです。ドローンを使って農作物の状況を遠隔で確認することにより、副業で農業をしている場合でもすぐに様子をチェックすることが出来ます。人材不足をカバーすることが可能であり、足などに不安を抱える高齢者も安心です。徹底的にデータ解析を行って分析することもAgriTechの特徴となっています。ブランド化などが進んでいる農作物は需要にこたえるために毎年ある程度安定した品質と収穫量を保つ必要がありますが、天気の影響などを加味するとそれは容易なことではありません。そこでアグリテックによるデータ解析が有効となります。科学の力で天気を予測し、農作物の状況を見極めて肥料や日当たりを調整します。この工夫によって農作物の品質や収穫量を安定させることが出来、経営状況を良い状態にできる可能性が上がります。

アグリテックではビッグデータを活用する事例もあります。ビッグデータを活用するとどの農作物にどれくらいの需要があるのか、来年はどうなるのかといった予想を立てやすくなります。その予想に合わせて生産量を調整することにより、効率的な農業を実現することが出来ます。ニーズに応えながら生産を行っていくことが経営状況を良くすることに繋がります。また、昨今では農園にレストランを併設することにより、とれたての野菜を使った料理を提供している事例があります。そのようなケースにおいてもTechnologyは活用できます。どういった野菜が人気なのか、どういった味を消費者が求めているのかをデータとして解析し、その内容に合った生産を行っていきます。促成栽培や抑制栽培の必要性について分析することも可能です。また、美味しさを追求するにあたってもTechnologyを利用することが可能です。農家の中には、長年の勘や経験に基づいて美味しい農作物を生産しているというところも少なくありません。そのこと自体には大きな問題がありませんが、その美味しさを次の世代にも受け継ぐためにはアグリテックでデータ化することが有効となります。